黒歴史

この2年と少し、わたしも嘘塗れだったけどお前だって嘘塗れだ、わたしは何もかも我慢し続けた頑張ってニコニコ笑った嫌いなパンケーキだって食べた嫌いなブランド店にだって行った2時間かけてお前の家に行ったお前といられればそれで幸せだったからお前に嫌われないように嫌われないようにってわたしの頭の中はそれだけだった1年半経った頃ぐらいから今まで以上にお前は私を放置するようになった会うのは一緒の用事があるときだけお前が恋人らしいことをしてくることは一切なかったお前から会いたいなんて言葉はもう言われなくなった電話したいって勇気振り絞って言ったのに結局着信が鳴ることはなかった精神パンクして何時間もかけて文章考えて書いて泣きながらメッセージを送ったのに優しい言葉を掛けた後からもお前は何も変わらなかった少しでも変わってくれると信じていたわたしが馬鹿だったお前は行き過ぎた秘密主義だったから誰にも関係を打ち明けなかった家のテレビの写真さえ撮らせてくれなかった二人で撮った写真なんて数枚そのせいでお前が死んだとき私はお前の葬式に行けないし死んだことも分からないかもしれない毎日そんなことを考えて泣いてた、わたしが我慢していることも泣いてることもお前は気づいてくれなかったそりゃあそうだよね私はその時からもうお前の脳味噌の中にはいなかったんだからそれなのに私のたった一つの嘘だけでお前は私を突き放した「悲しくなったよく分からなくなった」と、そこから返信は途切れた私の苦しみも葛藤も泣いた回数も流した血の臭いも量も何にも何にも何にも知らないくせにね確かに私はいけないことをした悪いこと傷つけることをしたでもそれは今までの積み重ねが爆発した結果、私は悪い私が悪い重々分かってるでもその引き金を引いたのは紛れもなくお前でも加害者は私だ、だから私を悪者にして好きなだけ恨めばいい私は何も傷つかないから毎晩お前のことを考えて泣いてるのは私がまだお前のことが好きだから諦められないからでも悪いことを犯したのは私だから何もできない何もしちゃいけないお前にとって私はどう映ってた?楽しそうに笑ってた?何の我慢もしてないように見えた?そうでありますようにお前が好きだと言ってた私は死んだ私に幻滅したなら死ぬまで嫌いなままでいい最低な奴でいい恨み続ければいい、わたしは好きだよ死ぬまでずっと死んでもずうっと